MothBlog+ Archives [多様性情報]

GBIF関連データベースのメモ

先週土曜からオランダのアムステルダムに滞在して、ボスとGBIF(※)のノード委員会へ。その中で紹介されたGBIFに直接あるいは間接的に関わっているデータベースのうちメモってあったものを備忘録としてここで紹介する。

World Biodiversity Database (WBD)

ETI Bioinformaticsの20以上のデータベースプロジェクトに含まれる25,000種以上の情報が検索できる。各プロジェクトはCD-ROMとしても売り出している。「Arthropods of Economic Importance - Eurasian Tortricidae」は購入しました。

SoortenBank.nl

GBIFが作ろうとしている各種の情報のデータベース(SpeciesBank)のオランダ版に相当するもの。左の検索窓に学名などを入れると、順に各種の情報まで見られる。ETIのロゴが入っておりWBDと同じシステムを使っているようだ。

Ocean Biogeographic Information System (OBIS)

名前の通り公開を含む海洋の生物多様性情報に関するデータベース。

National Biodiversity Network

イギリスの様々な生物の情報が検索できるデータベース。

Artsdatabanken

ノルウェーの様々な生物の情報が検索できるデータベース。しかしQuick Searchをやるとなぜかエラーが返ってきてしまうが。

※GBIF:世界規模生物多様性情報機構。生物多様性に関する情報を収集し、インターネットを介してあらゆる人が利用できるようにする国家横断科学プロジェクト。がいすとのメインの仕事ネタ。

2007-10-17 6:13 AM | 多様性情報 |

昆虫と自然「昆虫学と情報革命」

ニューサイエンス社の「昆虫と自然」10月号で「昆虫学と情報革命」なるアヤシゲな特集を担当した。デジカメやウェブサイトを中心に、主に自然史あるいは分類学の関係者の方にお願いし、様々な立場から執筆していただいた。ちょっと高いのでぜひお買いくださいとは言えないが、興味のある方は読んでいただければ。特集の内容は以下の通り:

特集「昆虫学と情報革命」

昆虫学と情報革命:その背景・現状・将来     

神保 宇嗣

デジタルカメラの可能性         

中谷 憲一

インターネットを利用しデータ収集を行う方法      

藤井 恒

日本産アリ類画像データベース2007年ベータ版の公開         

吉村 正志

分類学とインターネット

林 成多

博物館と情報発信

大原 昌宏

詳しくは 「昆虫と自然」10月号のページをどうぞ。

2007-10-5 7:39 PM | 多様性情報 |

科博の新しいタイプ標本データベース

最近、インターネットでタイプ標本のデータを見ることが出来るようになってきた。日本の博物館でも、特に植物でそのような動きが活発で、私が所属していた都立大(現首都大)でも植物標本は牧野標本館タイプ標本データベースとして公開されているし、Jtypesのように、いくつかの日本のタイプ標本データベースを一元的に検索できるポータルもある。
そんな中、国立科学博物館の新しいタイプ標本のデータベースが公開された。

昆虫についてはトンボ(朝比奈正二郎コレクション)が公開されていて、残念ながら蛾の情報公開はまだのようだ。こういう流れでタイプ標本の情報が見られるようになれば、ネットでの情報にも厚みが出るし、画像があれば、もちろん限界はあるが、ひどい同定間違いをある程度はチェックできるようになるだろう。

2007-4-8 11:54 AM | 多様性情報 |

昆虫情報処理研究会例会

明日、私も会員の昆虫情報処理研究会(http://www.insbase.ac/)にて、インターネット話をさせていただくことになりました。大阪方面で興味のある方はお越しください。
日時 9月3日(日) 11:00~
場所 大阪市立自然史博物館集会室
当日は南側の通用口から「昆虫情報処理研究会に参加」と言ってご入館下さい。
会員でなくても、参加できますので、ご友人や、ご家族を誘って、ふるってご参加下さい。
集会室ですから、大勢入れます。
通用口は、次の地図をご参照ください。
http://www.insbase.ac/xoops2/modules/mygmap/?cat=3
学習会
1.赤外線WEBカメラの便利な使い方(金沢・清水・竹内) 11:00~12:00
監視カメラシステムの発達により、安価な赤外線WEBカメラが入手できるようになりました。Windowsパソコン+赤外線WEBカメラ+撮影ソフトの組み合わせで、昆虫の日周行動の研究する方法を紹介します。
2.インターネットの「広がり」と昆虫情報処理(神保宇嗣) 13:00~15:30
インターネットが一般に普及し始めて10年以上が過ぎ、技術の進展と様々なアイデアによって、昔では考えられないほど様々な使われ方をするようになりました。今回は、お時間をいただきまして、今、インターネット、特にウェブ(ホームページ)に起きている流れについて、私自身の経験を交えつつお話しさせて頂きたいと思います。
1)技術の「広がり」:最新のインターネット技術をながめてみる
インターネット、特にウェブに関するキーワードである「Web 2.0」と、それに関係する技術であるajax、LL、LAPP、BLOG、RSSなどをあまり専門的にならないように紹介し、これらがウェブの世界をどう変えようとしているのかを探ります。
2)交流の「広がり」:インターネットが自然史研究のすそ野を広げる
ウェブの世界の発展は、昆虫の趣味や研究の世界にも多くの変化をもたらしています。私たちがやっている「みんなで作る日本産蛾類図鑑」と「日本産蛾類総目録」の活動を中心に、インターネットがもたらした新しい展開について紹介します。
3)情報の「広がり」:グローバルな生物多様性情報データベース
インターネット上にある膨大な生き物の情報を世界中の誰もが使えるようにするために、世界規模の生物多様性情報プロジェクトが進行しており、私の現在の仕事はそのお手伝いです。今回は、まだ一般には馴染みのないこのような活動、特にGBIF(地球規模生物多様性情報機構)について紹介します。
3.パソコン何でも相談室(全員) 15:40~16:30
 日頃困っていることを、この機会に解決しましょう。トホホ話も大歓迎です。
5.講師慰労・懇親会 18:00~20:00
 講師慰労を兼ねて、長居交差点付近で行います。

2006-9-2 10:58 AM | 多様性情報 |