実際のプログラムに入る前に、VBAでオブジェクト指向プログラミングをする方法について考えてみます。
現在使われているVBAおよびVBは、一応オブジェクト指向言語と言われています。全ての機能はクラスに分割されており、プログラミングもクラス単位で行うからです。
しかし、実際はそうではないと言わざるを得ません。VB(A)はクラスの継承をサポートしておらず、オブジェクト指向のプログラミングスタイルを適用されることが少ないからです。ただし、いわゆるオブジェクト指向ではない、マクロ的なプログラミングスタイルは、VB(A)の意図する使い方と考えられるので、その方法自体は批判の対象にはならないことをお断りしておきます。
VBAには継承の概念はありませんが、汎用的なオブジェクトの代入できるObject型をうまく使うことで、継承と同等の機能を実装することが出来ます。この章では、継承を擬似的に実現する方法について説明したいと思います。